三渓園と横浜三塔めぐり
勝浦修造(昭46 法)
今回のウォークは、平成30年10月10日(水)、東京のウォークでお世話いただいている山本様を含めて20名の参加でした。行程は、三渓園~中華街~横浜三塔(神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜税関(クィーンの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔))~赤レンガ倉庫~鉄道道(運河・港)・日本丸~桜木町駅です。
三渓園は、生糸貿易で財を成した実業家原三渓により、1906(明治39)年に公開され、面積は175,000㎡(53,000坪)に及び、京都や鎌倉等から移築された17棟の歴史的建造物(うち13棟が国・横浜市指定重要文化財等)が配置されています。
横浜駅から三渓園に向かうバスの中で、ボランティアガイド利用の提案が山本様からありましたので、急遽ボランティアガイドをお願いしたのですが、これが、当たりでした。駄洒落なのか本当なのかわからない余談を交えながらの1時間強の案内で、各文化財の由来・特長や、内外の同様の文化財との意匠等の違いなどがよく分かり、三渓園の印象を新たにする機会になりました。
順海閣では奥に10人の卓が2つ用意してあり、ビール・紹興酒と5種類のランチを楽しみました。
横浜税関展示室(クィーンの広場)の予約時間に遅れるため、キング・ジャックの塔は外観のみとしました。当該展示室では、横浜税関の歴史・貿易の変遷、麻薬やけん銃などの密輸の手口、偽ブランド商品やワシントン条約違反の動物のはく製などを、映像や実物展示により見学しました。コンテナの壁枠に隠された大量の麻薬など、密輸の手口の巧妙さに驚かされました。手口の巧妙化と発見方法の進化は日進月歩で、それでも全てを摘発できるのではなく、麻薬やけん銃が網の目をかいくぐって国内に入っているという事実には恐ろしさを感じます。
海風が少し強くなったことと、参加者に疲れも出始めたので、赤レンガ倉庫は外観でパスし、横浜開港時の貨物列車の線路を活用した鉄道道を辿りながら、横浜港や運河の景観に親しみ、最後は、三菱造船所ドック跡に設置されている、東京商船大学の練習船であった日本丸の優美な姿を仰いで、ウォークを無事終えました。
その後は、山本様を交えた13名が野毛のまちに繰り出し、樹木希林さんの実家が経営している、紳士の社交場「叶屋」で、この9月15日に亡くなった樹木希林さんを偲び(?)つつの反省会。 一昔前の横浜を堪能した一日でした。
日 時 | 平成30年10月10日(水) |
見学コース
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バス⇒三渓園 バス⇒横浜中華街(昼食) →キングの塔・神奈川県本庁舎(外観) →ジャックの塔・開港記念館(資料室等) →クイーンの塔・横浜税関(資料展示室)14:00予約 →赤レンガ倉庫(外観)→鉄道道(運河・港)・日本丸(外観) →桜木町駅 解散 |
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